GCC’s blog - スマブラDX情報誌 -(引っ越し中)

スマブラDXのテクニック動画翻訳および記事翻訳をやっています。競技としてのスマブラDXの大会オフレポや選手を追ったeSports記事の執筆、Web新聞『ほぼ月2刊スマデラ新聞』の発行のブログ。

PPMDによる人生初の対戦会についてのQ&A

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読者のみなさん、こんばんは。今回は、EVIL GENIUSES(@EvilGeniuses)所属のプロプレイヤーであるPPMD(@EG_PPMD)さん(以下敬称略)が数年前に出した"How to Handle Your First Tournament"についての回です。

 

 

 

 

どういう記事なの?

これは、対戦会に参加することについての質問に対してPPMDが返答する形式で書かれたものですが、対戦会に参加するにあたってとても役立つことが書いてありました。個人的にはオフ会にも役立つことが書かれているなぁと思ったので、取り扱ってみたいと思います。"Tournament"というと大げさに感じるかもしれませんが、3人以上参加の対戦会であっても"Tournament"と言えるので(だってトーナメント表作れるでしょ?)、そこまで肩ひじ張って読むものではないと思います。なお、このオリジナルを題材に選んだものは、CLANさんの『スマブラDX&4の海外情報ブログ』内にもあるので、そちらも読んでみると面白いかもしれません。

 

 

さて、一部翻訳とともに"How to Handle Your First Tournament"の内容を追っていきたいと思います。まずこの題名ですが、訳すとすれば「あなたの初めての対戦会をうまく乗り切る方法」みたいな感じです。Q&A方式の記事なので、質問をする方は対戦会に参加するにあたっての心配事などを解消したり参加するメリットをPPDMに言ってもらいたい側の人たちですから、こういう訳で問題ないでしょう。PPMD本人も以下のように言っています。

 

 大勢の新規プレイヤーの流入にともなって、彼らがスマッシュブラザーズの界隈に参加しようとする際にガイダンスを必要としているということに、(心配も含めて)困惑している。私はこれまでこのような新規のプレイヤーから私に対して投げかけられた多くの質問に答えてきたけれど、これらの質問の中には独立した記事を必要とするものがあるんだ(l 3-7)。

 

曰く、その質問は「自身にとっての初めての大会で何をするのか、または、そのような大会に向けてどう準備するの?」(l 8)というものです。これに対しPPMDは「スマブラDXにおいて、諸々の対戦会というのは、他人を打ちのめす能力というものをはるかに越えた(ところにある)ものである」(l 12-13)というある種の格言を提示したうえで、①社会的な側面②技術的な側面③経験的な側面の3つの側面から、返答していきます。これらの側面における彼の考えを見ていく仕方でまとめていきたいと思います。

 

社会的な側面について

PPMDは、ゲームの対戦会に対戦することが直観に反して実のところ社会的な側面を持っていることを指摘します。彼がここで「社会的」という言葉を使っているのは、よい経験を積んだりプレイヤーとして上手くなったりするために「自分以外の人たちとプレイする必要がある」(l 17-18)からです。PPMDは、新規のプレイヤーがこの側面において心配になるであろうことを想定しながら、以下のように述べています。

 

対戦会へ初めて参加するにあたっては、(その対戦会に参加しているプレイヤーたちを)誰も知らないという理由から、その対戦会が怖いものでありうるね。そこで、可能であればその対戦会場に早めに到着して、みんなとフリー対戦をしてみよう。〔中略〕他のプレイヤーたちと親交を結ぶことができる。これは、本当に役に立つコツを手に入れることになるので、プレイヤーたちがいる場所で学ぶことのキモでありうるし、また、もちろん、あなたがプレイするのと同じものを大好きな友人たちを作ることにおいても大事なことでありうるんだ!1人で成長できるプレイヤーなんて存在しないのさ。(l 18-24)

 

技術的な側面について

 ここで言われている「技術的な側面」は、プレイにおける技術的な側面というよりも、むしろ対戦会参加中での立ち回りにおける技術的な側面です。筆者も最初はプレイにおける技術的なアドバイスがあるのかなと少し思いましたが、勘違いでした。もちろん、記事内にはプレイ技術向上に役立つアドバイスが述べられている部分もありますが、それはあくまでも結果としての技術向上であって、彼のこの記事の主目的でもなんでもありません。この点から言えば、プレイ技術向上は、あくまで、副次的なものですね。

 

 自分の周りのプレイヤーを観察してみよう。もし彼らがフリー対戦をしているのであれば、おそらく、あなたがフリー対戦をしても問題ないでしょう。もし彼らが予選対戦エリアに集まっているのであれば、あなたも自分の予選対戦エリアを見つけるようにしよう。(l 32-33)

 

 何かしらに混乱したら主催者か対戦会の運営を手伝っている誰かに尋ねよう。彼らはあなたが必要な情報を頼りになる仕方で迅速に教えてくれる。わからないことを理解しようと望んだりする人を罰しようとする人なんていないから、(尋ねることもせず)あたりをウロウロしないようにね。早い段階であなたが困っていることを解決すればするほど、対戦会もよりスムーズに進むことになるんだ。主催者たちは喜んであなたを助けるだろうから、話しかけるのにおっくうにならないでね!(l 34-37)

 

経験的な側面について

これは、対戦会に参加すると経験しやすいことについてのPPMDの考えだと捉えればいいかなと思います。とはいっても、一般的に書かれているので、彼の一意見というよりは、対戦会に参加することで誰もが得ることのできる貴重な体験についての一般論と考えるのが筋だと思います。

 

どのようにみんながプレイするのかを学ぶために、また、自分がどれだけのことを知っていて、反対に、どれだけのことを知らないのかを見極めるために、出来るだけ多くのプレイヤーと対戦するというのは、1つの素晴らしい考えだよ。プレイヤーたちはプライドを持っていてみんな自分の知っていることの全てを見せようとするだろうから、対戦会の環境っていうのは上記のことに対してとても役にたつんだ。(l 39-42)

 

とても合理的に書かれていて、筆者的にはとても好みです。対戦会に参加している以上、プレイヤーたちはオフ会以上に力を出そうとしやすい状況に置かれていることを上手に捉えな直す視点だと思います。

 

 

 

最後に

さて、以上で、PPMDによる人生初の対戦会についてのQ&A記事である"How to Handle Your First Tournament"の一部翻訳を終わろうと思います。オフ会についても言えることが多分に含まれている記事とだと思うので、筆者としては対戦会に限られないとても有益なアドバイスだなぁと思いました。とりわけ、社会的な側面については、オフ会にそのまま適用できる考え方だと思います。また、たとえオフ会であってもその内で行われる対戦の何回かを対戦会と同じルールで行ったりするというような工夫をする場合には、経験的な側面の恩恵に与ることができるかもしれません。その際、Kounotori(@Kounotori_ssbm)さん開発の無料Webサービス『ガチ対戦記録投稿サービス GoodGames!』がとても役に立ちます。是非ユーザー登録してみましょう。

 

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