『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(以下『スマブラDX』と略記)の競技シーンにて活動しているプレイヤー、bozitoma(ボジトマ)さんにスポットライトを当ててご紹介します。彼がどのような活動をしているのかをさっとリストすると以下のようになります。
・国内22位のピーチ使いプレイヤー
・『スマブラDX』イベントスタッフ
・様々なイベントでの実況
・『スマブラDX』講師
軽く紹介しただけで彼が幅広く活動していることがわかりますね。インタビューにて彼がどのようなキッカケで大きな大会で実況を務めることになったのか、ブログでの情報発信をどのように捉えているかなど、答えていただいています。
ありがたいことに私についてもbozitomaさんが紹介記事を書いてくださっています。ぜひ読んでみてください>>「ブロガー×スマブラー MARINEさんの紹介!」
さて、『ポッ拳』など他ゲームのイベントに参加したりと様々なゲーマーの方々と交流のある彼。いったいどんな人物なのか、その活動の軸となっている『スマブラDX』界隈視点で追ってみたいと思います。
bozitomaさん紹介
bozitoma(@bozitomaSSBM)さんは国内ランキングで22位のピーチ使い、現役『スマブラDX』プレイヤーです。イベントBattle Gate Way運営スタッフの1人を務め、数々の大会で実況もこなすなど、『スマブラDX』界隈におけるその活動は多岐にわたります。
以下で行われているインタビューでも触れていますが、CrazyHand2018やKVO×TSB2018といった年に1回しか開かれない大舞台での実況も行っています。実況活動をしつつ自身のブログ『ボジトマの部屋』で積極的に情報発信を行っている数少ないプレイヤーです。
実況動画
CrazyHand2018にて実況を務めた動画をピックアップです。
試合の流れに興奮しながら聞き手にわかりやすいシンプルな実況が聞けますね。次にブログでどんな情報を発信しているか見ていきましょう。
記事紹介
彼のブログから記事をいくつかピックアップです。
初心者向けピーチ解説記事↴
イベントスタッフ目線のオフレポ↴
クロブラで「スマブラDX初心者講習会」講師を務めた際の記事↴
ポッ拳イベントのオフレポ↴
eSportsのトークイベントのオフレポ↴
『スマブラDX』以外のゲームイベントに参加するなど、フットワークの軽さと活動量の多さがうかがえますね。
インタビュー
bozitomaさんにインタビューしてみました。ブログを始めたきっかけや大会イベントでの経験、実況活動などについて色々伺っています。
では、早速いってみましょう!!
スタッフとして
MARINE:
競技としての『スマブラDX』のイベントBGW運営の1人でありながらプレイヤーとしても活動していますね。大会中には様々なことに意識を割いているのかなと予想しているのですが、意識配分や切り替えなどどのようにしているのでしょうか?
bozitoma:
大会中はスタッフの方に意識を多めに割いています。大会中は様々なことをしていて、試合のコール、結果の入力、放送席の手伝い、実況など、人が足りないところの穴埋めをするように動いています。自分の大会スタッフとしての役割は特に決まっていないので、できることをできる時にする事を意識しています。
プレイヤーとしての意識は、言ってしまえば試合中のみでいいので、基本的には大会運営の事を考えています。スタッフとプレイヤーの意識の切り替えについては、特別な事はしていません。試合前に深呼吸するくらいですかね(笑)
実況者として
MARINE:
bozitomaさんは試合の実況をすることができますね。関東においてだけでなく大阪で開かれた『スマブラDX』のお祭り大会CrazyHand2018、3日間に渡って開催された国際的な対戦ゲームの祭典KVO×TSB2018『スマブラDX』部門でも実況を務めていらっしゃいました。檀上で思い切り実況する姿が印象に残っています。
bozitoma:
大会の実況自体は以前から何度か経験していましたが、今年に入ってから特に実況をさせて頂く機会が増えたように思います。元々は興味本位でやらせて頂いていましたが、定期的に実況をしていたこと、実況をする『スマブラDX』プレイヤーが少ないこと、自分の実況が評価されたことなど様々な要因が重なった結果だと感じています。
CrazyHand2018では、自分からやりたいということで実況をやらせて頂きましたが、それを機に翌日行われたKVO×TSB2018の檀上実況の依頼を頂きました。
『スマブラDX』部門担当のK.F.さんがCrazyHand2018の配信を視聴した際に私の実況を聞いて「わかりやすい、これなら大丈夫」と思ってくださったそうで、私が実況をやりたがっていたことも合わさり、実況をやらせて頂くことになりました。
あのような大きな舞台、特に『スマブラDX』以外のプレイヤーがいる中の実況は初めてだったので心配でしたが、とやかく考えても仕方ないということで、感情に身を任せるようにガツガツと実況していました(笑)
MARINE:
実況する上で気にかけていることはなんでしょうか?
bozitoma:
気にかけていることはほとんどないかなぁと思っています。というのも、私の実況スタイルは思い付きでしゃべるタイプだと思っています。試合を見ている際に思ったことをそのまま口から出すようなイメージです。「今のはおいしい!」、「しっかり反撃!」、「空Nからバーストォォォ!」など、見たまんま、感じたまんまを実況しています(笑)
以前は、「こんな実況でいいのかなぁ…」と不安になっていましたが、どこかのツイートで「実況スタイルは千差万別」と目にしてからは、自分のやりやすいこのスタイルに落ち着きました。
実況は、試合で起きた行動や読み合い、心理状態など、様々な情報を声という情報に変換する行為だと考えているので、自分が変換しやすい(考えなくてもスッと出てくる)言葉やいい方でいいのかなと思っています。
そのため、実況中気にかけることはほとんどないのですが、しいて言うなら、対戦者や実況を聞いている人が不快になるような発言は慎むようにしています。当たり前のことではあるのですが、楽しみを生むための実況のはずなので、そこにネガティブな要素を入れてしまうと台無しになりかねません。
ネガティブな発言は避け、お互いを尊重するような発言を心がけています(とは言っても、まだつい言ってしまうことがあるので、まだまだ練習中です…笑)
なるほど!
蛇足ですが、自分が見たまんまを実況するスタイルになったのは、うみうしさんというスマブラ実況者の影響が大きいです。この方は『大乱闘スマッシュブラザーズX』時代に、オンラインの「スマブラ段位戦」という企画で実況をしていて、当時は必ずと言っていいほど段位戦を視聴していました。
そこでの実況が個人的にとても気に入っていたので、知らず知らずのうちに似たようなスタイルになったのかなと思っています(笑)直接お会いしたことはありませんが、当時はお世話になりました、と言いたいです(笑)
「スマブラDX初心者講習会」での想い
MARINE:
クロブラフリー対戦会4での「スマブラDX初心者講習会」の講師を務めるにあたって、どのような想いがあったのでしょうか?
bozitoma:
今は様々なことに挑戦したいと考えていたのと、『スマブラDX』で初心者向けのイベントはほとんどなかったことから面白そうな試みだと感じたため、やってみようと思いました。
新しくゲームを、特に対戦ゲームを始める際に思うことなのですが、初心者向けの記事や動画がネットにあるのとないとでは、スタートダッシュの速度に大きな差が生まれると思います。
少し前に、私は『ポッ拳』の初心者向けの記事や動画、テクニックやキャラ対策をネットで検索したところ、かなりの数が出てきました。これは、『ポッ拳』コミュニティーの方々がまとめたということですが、これらのおかげで私なりにこのゲームの面白さを理解できたし、勝てなかったランクから抜け出すこともできました。
もし、検索してもほとんど出てこなかったら、おそらく『ポッ拳』の面白さを知るのはもっと遅くなっていたでしょうし、ゲーム自体もしなくなっていたかもしれません。
この事例のように、初心者に対する入り口を広くしておくことは、コミュニティーの発展や継続にとても有効です。このことを実際に経験したため、初心者講習会というイベントに強い興味を抱きました。
ブログを選んだ理由
MARINE:
様々な活動をしているbozitomaさんですが、さらに情報発信という活動をブログを使って始めようと考えたのはなぜですか?
bozitoma:
そもそもブログを始めたキッカケは、アウトプットの練習をするためでした。自分の目標として「会社に属さずともお金を稼げる人間になる」ことを掲げています。
そのためには、自己のブランディングが必須であり、そのブランドを高めるためにはアウトプットの能力が必要不可欠であることを知って(気づいて)から、その能力を高める手段として、無料で、いつでもできて、手軽なブログを選択しました。
ちなみに、初心者講習会や実況もこのブランディングという考えから挑戦した次第です。
今後の展開について
MARINE:
実況者×ブロガーという『スマブラDX』界隈ではまだ珍しい立ち位置ですが、どのような形で今後の情報発信を展開していこうと考えていますか?お答えできる範囲でお聞かせください。
bozitoma:
実況者、ブロガー共に経験がまだ浅いため具体的な方針は決まっていませんが、配信者としての活動を始めようと考えています。配信と実況の相性は良好で、実況の練習を兼ねながら自分の実況を広めることができると考えています。
加えて、ブログの視点から観れば、ブログから配信へ、逆も然りで配信からブログへと互いに広告効果が生まれると思います。いわゆるクロスメディア戦略を考えています。
この戦略がうまく機能すれば、私の知名度の向上と『スマブラDX』コミュニティーの支持につながると予想しています。
MARINE:
スマブラ以外のイベントにも積極的に参加しマルチなゲーマーの顔を持っているように思います。『スマブラDX』以外で力を入れているゲームや、将来的に取り組んでいこうと思っているゲームはなんでしょうか。他界隈のさまざまな方と交流していますね。
bozitoma:
シンプルに私はゲームが好きなので、色々ゲームをしたいと思っています。しかしそのくせ、しばらくは『スマブラDX』ばっかりやっていたので、そろそろ色々なゲームをやりたいと感じている今日この頃です(笑)
ゲームの面白さやコミュニティーの熱を感じるには、イベントに参加するのが一番手っ取り早いことを知っているため、イベントがあれば出来る限り参加するようにしています。
そこで他のゲームのコミュニティーの方々との交流が深まれば、間接的に『スマブラDX』のコミュニティーの認知の拡大にも貢献しますし、逆も然りだと思います。そのため、イベントに参加するメリットは大きいです。最近では、『ポッ拳』や『ARMS』勢の知り合いが増えてきて、大変うれしく思っています。
これから力を入れたいゲームとして『マリオテニスエース』を考えています。現時点(2018年6月17日)ではまだ発売すらされていないゲームですが、発売前のPVや体験版から、非常に面白そうだなと感じました。
プレイヤーとして上位を目指すのと同時に、私自身で大会の開催も考えています。大会を開催することで、そのゲームの面白さをさらに引出し、コミュニティーを活性化させることができると思います。
私は『マリオテニスエース』の面白い試合が観たいですし、やりたいです。そのためには、大会が存在するコミュニティーが必要だと考えています。一からコミュニティーを引っ張ったことはないのですが、『スマブラDX』やその他のゲームのイベントに参加した経験を活かして、コミュニティーの活性化に貢献できればなと思っています。
bozitomaさんまとめ
bozitomaさんについてここまで出てきた情報を整理したいと思います。
①『スマブラDX』国内ランキング22位の猛者
②イベント運営Battle Gate Wayスタッフの1人
③実況者として関東だけでなく関西でも活動している
④フットワークが軽くゲームタイトルの垣根を越える
⑤コミュニティ発展に配慮した情報発信
⑥『マリオテニスエース』で大会開催予定
『スマブラDX』競技シーンで幅広く活動するbozitomaさんのリアルな声は、Twitterとブログから。ぜひフォローしてみてください。
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おわりに
さて、『スマブラDX』界隈の1人にスポットライトを当ててお送りした今回。bozitomaさんのことが読者の方に少しでも伝われば幸いです。このような形でプレイヤーや裏方、ブログなど、活動の種類に関係なくコミュニティーのメンバーを紹介する記事を今後も書きたいと思っています。
次回がいつになるのか、そして、誰の回になるかはわかりませんが、楽しみにまっていただけるとうれしいです。ぜひ読んでくださいね。
・スマブラDX定期大会Battle Gate Way19のオフレポ(京急蒲田) - GCC’s blog - スマブラDX情報誌 -
・『スマブラDX』のお祭り大会CrazyHand2018シングルス【インタビュー付き】(1/2) - GCC’s blog - スマブラDX情報誌 -
記事を読んでくれた方へ
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