GCC’s blog - スマブラDX情報誌 -(引っ越し中)

スマブラDXのテクニック動画翻訳および記事翻訳をやっています。競技としてのスマブラDXの大会オフレポや選手を追ったeSports記事の執筆、Web新聞『ほぼ月2刊スマデラ新聞』の発行のブログ。

『スマブラDX』界の心優しきヒールヒーローに「個人スポンサー」はつくか? ー Rudolphによる海外武者修行の成果配信始まる ー

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今回は、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(以下『スマブラDX』と略記)プレイヤーのRudolphさんと「個人スポンサー」についての記事です。

 

前半部分(1)でゲーム配信と「個人スポンサー」について述べ、そして次の部分(2、3、4)でRudolphさんについて紹介して、最後の後半部分(5、6)で『スマブラDX』が今後も規模拡大する見込みがあり、ルドルフさんがそれにおいてとても大切な役割を担っていることを説明しています。

 

この記事が彼にスポンサーがつくきっかけの1つになったらいいなと思いながら執筆しました。いつもより長いですが、つまみ読みでも流し読みでも構わないので、読んでいただけたらうれしいです。

   

 

 

 

ゲームと配信

2018年現在、「ゲーム」一般に対するイメージは急速に変化しています。何十年も以前であれば「ゲーム=自宅籠り」という図式が成立していたでしょうが、いまやゲームは「ゲーム=コミュニケーションツール」という図式のもと理解されなくてはその意味を十分に捉えられないものになっているように感じます。

 

もちろん、このような現象はここ最近に限ったものというわけではなく、ある意味でその準備に一役かったと言えるようなゲームソフトやハードは既に世に出ていました。たとえば、『ポケットモンスター』(以下『ポケモン』と略記)はその一例です。

 

随分昔に『ポケモンストーリー』という本を読んだ際に「実際に外に出て行われる虫取りのようなゲームがあったらおもしろいよねという着想がポケモン誕生の1つのきっかけだった」という旨のことが書かれていたように記憶しています。

 

『ポケモン』の第1作が1996年発売なので、少なくとも1990年代には「ゲーム=自宅籠り」という狭い概念は大衆的に打ち破られていたということになります。実際、『ポケモン』は通信ケーブルを使ってゲーム内で自分が捕まえたポケモンと友達の捕まえたポケモンを交換するという機能を搭載していました。これをするために放課後に公園や友達の家に集まったりした経験がある方は多いと思います。

 

また、昔よく耳にした「近頃の子供は公園で走り回るのではなくゲームをしている、どうなんでしょうねぇ?」というような言説は、子供が外で遊ばなくなったとかゲームは社交性を育てないとかなどといったネガティブな印象の表現として用いられていましたが、実のところ、そのような現象が「『ゲーム=自宅籠り』はもはや成立しえない」という事実の悔し紛れの裏返しだったのではないかと今では思っています。

 

(なお、ここでの記述と内容は異なりますが、同様のテーマについては、ゲームとそれに対する世間におけるネガティブな印象については加藤裕康著『ゲームセンター文化論ーメディア社会のコミュニケーションー』の第1章を読んでみるとおもしろいかもしれません)。

 

 

ところで、「ゲーム=コミュニケーションツール」という図式は、ゲームソフトそれ自体においてあるだけではありません。配信デバイスやPCおよびゲーム用ハードの進歩によって、ネット対戦が活発に行われるようになったり、ゲームプレイを視聴者に見せる配信が行われるようになったりしています。

 

とりわけ、これら2つは別の行為ですが、自身のプレイを視聴者に配信するストリーマーと呼ばれる人たちの中には、2つを同時に行っているプレイヤーが存在しています。

 

「個人スポンサー」というバックアップ

たとえば、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』(以下『スマブラfor』と略記)のプレイヤーであり同作の世界トップクラスのプレイヤーでもあるAbadango(@Abadango)さんは、そのような配信を行っているうちの1人です。

 

プレイヤーとしての人気にとって、ゲームが強いのは重要な要素の1つですが、これ以外に発信力という要素もまた大切になってきます。Abadangoさんはゲームと配信を有効活用しているゲーマーの1人です。

 

なお、スキルに恵まれ知名度を上げる発信力も持ちあわせる彼は「個人スポンサー」というバックアップを得ることに成功しています。

 

 

なお、今回の記事で言うところの「個人スポンサー」の意味は、Abadangoさんのブログでの記事を参考に「あるゲーマーの活動を一個人として応援する同ゲーマーの支援者」という意味で使用しています。

 

彼によって書かれた上記のブログには、V3 Esports(@V3EsportsJP)所属の『スマブラDX』のスポンサードプレイヤーであるCaptainJack(@CaptainJackssb)さん(以下CJさんと略記)の記事に影響を受けた方がAbadangoさんの「個人スポンサー」となった旨が書かれていますが、最近CJさんはゲーマーと発信力に関する記事を更新しています。

 

CJさんはスマブラで魅力を伝えながら自身のブログにスポンサーを持つプロブロガーでもあるので、その活動を通じて「個人スポンサー」を見方につけるプレイヤーでもあります。

 

 

『スマブラ』と「個人スポンサー」の相性

さて、「個人スポンサー」とスマブラプレイヤーの関係は、上記のようなものにとどまりません。Twitchという配信媒体を使用するプレイヤーには、視聴者から、毎月お金を支払ってもらうチャンスがあります。1人頭およそ500円ですが、視聴者が多ければ多いほど月の収入は増加します。

 

VGBootCamp(@VGBootCamp)所属の『スマブラDX』のスポンサードプレイヤーであるaMSa(@aMSaRedyoshi)さんもTwitchで自身のチャンネルを持ち配信を行っています。

 

 

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aMSaYoshi - Twitchよりスクショ

 

ところで、Rudolphというプレイヤーをご存じですか?少し前にアメリカへ武者修行に行き、そこで培った修行の成果を広めるべくTwitchで配信をする『スマブラDX』スタープレイヤーの1人です。

 

Rudolphって誰?

あまりゲームや『スマブラDX』に馴染みのない方にとって、最も分かりやすいのは強さ、すなわち、順位なのではないかと思います。スマブラDX日本ランキング内でのRudolphさんの順位を見てみましょう。 

 

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このように、Rudolphさんは、2016年は堂々の1位に輝き、2017年はおしくも2位でしたが、先述のaMSaさんとランキングポイントを奪い合う程の強豪プレイヤーです。どの世界にもその中で1、2を争う人物というのが存在すると思いますが、馴染のない読者のみなさんにおかれましては、自身が想像しやすいスポーツ選手などを思い浮かべてみてほしく思います。思い浮かべていただけたでしょうか?『スマブラDX』界隈におけるRudolphさんは、いわばその方と同じような位置に立っているプレイヤーなんです。

 

海を渡るスフィンクススタイル 

Rudolphさんと言えば、プレイする際の姿勢で有名です。最近は他のプレイヤーと同じく椅子に腰かけた姿勢でプレイをする機会が増えているようですが、まだまだ下のような姿勢でプレイしているのを先月の関東滞在時に見ています。

 

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この姿勢のまま対戦できるのは世界に唯1人

 

このスタイルでのプレイはかなり評判を呼んで、数年の単位で海外ではそれを真似するプレイヤーや話題にする世界の強豪プレイヤーたちが発生しました。一言で表現してしまえば、「バズった」わけです。

 

「信じられないスタイルだwww日本最強マルス上陸」

 

「笑いを堪え切れない、友達のプレイスタイルこれなんだけどwww」

 

「立ってプレイするよりいい方法じゃん」

 

 

舞台上でのパフォーマンス

Rudolphさんは強豪プレイヤーであるだけでなく、マイクパフォーマンスでヒールを演じるなど、エンターテイナーとしての魅力を持っているプレイヤーです。2016年に大阪で開催されたKVO×TSBのaMSaさんとの舌戦が動画になっているくらいです。 

 

 

これ以外にも彼のファンが作った動画がYoutubeにあげられていますが、その中から彼が対戦中に用いたコンボを集めて作られた通称コンボ動画をピックアップしたいと思います。

 

 

ねぐ(@NEG_ssbm)さんが作成したこのコンボ動画めちゃくちゃかっこいいですね。

 

 

 

アメリカ武者修行の旅

2017年の暮れから2018年の2月初旬頃まで、Rudolphさんはアメリカ武者修行の旅と関東滞在を敢行しました。英語が堪能で関東最大規模の『スマブラDX』大会BGW主催のわっち(@watch_ssbm)さんのヘルプとともに、彼らはアメリカの地で武者修行に励みました。

 

Web上で募った寄付金と手渡しでの少なくいない援助を通じて、これは行われました(このような寄付金は、寄付を意味するDonationをカタカナ読みして「ドネーション」と呼ばれています)。

 

国内外からの寄付金

さて、ドネーションでいくら集まったのかですが、これについてRudolphさんのツイートを見てみましょう。

 

 

世間的にはまだまだ浸透していないので驚かれるかもしれませんが、Rudolphさんは「アメリカに『スマブラDX』をプレイしに行きたい」というだけで4,000ドル、日本円にしておよそ400,000円を集めてしまうプレイヤーなのです(1ドル=100円換算)。

 

武者修行覗き見

武者修行はGENESIS5という大会でよい成績を収めることを1つの大きな目標にして行われました。この武者修行中、Rudolphさんはツイッターで頻繁に修行の様子やアメリカと日本の『スマブラDX』の差異についてつぶやいていました。

 

その中でも、SFAT(@SFAT)さんというCounter Logic Gaming(通称: CLG)に所属するスポンサードプレイヤーで、SSBM Rank 2017で9位の順位にある世界的なトップランカーの1人です。

 

RedBull eSportsのWebページで発表されました。

 

 

 

それにとどまらず、2人1組みで行われるチーム対抗形式の対戦「ダブルス」でSFATさんとチームを組みアメリカのある大会で優勝を飾りました。

 

決勝戦はコチラ

 

 

優勝といえば、Rudolphさんはアメリカ武者修行中に他の大会でも優勝しています。「それってそのSFATさんと一緒だったからじゃないの?」と思われている方、そんなことありませんよ。優勝した大会は「ダブルス」ではなく「シングルス」です。1対1のタイマン形式の対戦で行われるものです。 

 

 

 

 

 

 

帰国後の関東滞在

アメリカ武者修行から帰国した後、有志の方々の協力のもと、Rudolphさんは関東に滞在していました。Rudolphさんはその間に関東で開かれた大会にも積極的に参加していました。

 

Just Another Tournament 2

 

 

中目黒で定期開催されている大会で優勝。残念ながら、この回には参加できませんでしたが、Just Another Tournamentの様子を知りたい方は他の回に参加した際のオフレポがあるので、よかったら読んでみてください。

 

 

Battle Gate Way 19

 

 

Battle Gate Wayでは危惧していたヨッシーの1匹に当たり最終的な結果としては3位でした。やはりaMSaヨッシーはヤバかった。結果の一部は以下の通りです。

 

 

読者の方の中にはお気づきの方もいるのではないかと思いますが、上述のSFATさんが1位に君臨していますね。アメリカ武者修行のときはRudolphさんが向こうにいましたが、それからちょっと後の関東滞在期にはSFATさんが来日していたのです。Battle Gate Way 19の様子が気になる方は、オフレポを読んでみてください。

 

 

Do Home Cup 2

 

 

ここでも、ヨッシーに優勝を阻まれます。やはりあのヨッシーはヤバすぎる。語彙力がなくなっていますね。すみません。

 

しかしながら、上述のように、2016年と2017年と『スマブラDX』日本ランキングの1、2を争う強豪2人の戦いにはドラマがあります。ここからRudolphさんがどのように返り咲くのか、もしくは、aMSaさんがそれを阻止するのか、そういう戦いがこの2人の間にはあるのです。

 

Do Home Cupの様子を知りたい方は、オフレポを読んでみてください。ちなみに、同オフレポ内で、3月25日(日)に開催されるDo Home Cup 3と当ブログが同大会にお得に参加できる企画をうっています。

 

 

満を持してのTwitch配信

これまでも配信を行っていたRudolphさんですが、アメリカ武者修行の成果をひっさげて本格的に配信をするのは、つい先日の配信が初めてです。配信をお知らせした彼のツイートがそれを物語っています。 

 

 

 

『スマブラDX』プレイヤーの声

 

 

 

 

 

第1回目のアーカイブ動画

僕は上記のお知らせツイートを見る前に予定が決まってしまっていたためリアルタイムで見ることはできませんでしたが、そんな視聴者たちのためにRudolphさんのTwitchチャンネルにアーカイブ動画が残されています。 

 

 

 

 

 

【注目ポイント!】配信と期待(リーチは広がりうる)2018.03.21追記

さて、ここでは配信とお金について少しだけ話を広げたいと思います。お金というとなんだか変なイメージを抱かれるかもしれませんが、先ほど述べたように、現在はゲームを配信してお金を稼ぐという行為の認知は広がりつつあります。

 

厳密には配信ではありませんが、自身の出演する動画を見てもらいそれを通じてお金を稼ぐということに限って言えば、世間で人気のあるアーティストや芸能人などがYoutubeでやっていることと同じです。そんなに変なことではありません。 

 

また、ゲームの配信とお金ということでいえば、配信することで直接的に視聴者からお金を得るということだけでなく、一定以上の影響力ないし潜在的かつ将来的な影響力を加味して、配信をするプレイヤーに対する支援を決めたブログ界の大物の方もいらっしゃいます。

  

 

 

このように、『スマブラDX』に限らず、配信を行うことで直接的にであれ間接的にであれ、お金を得るプレイヤーの方々が増える日が間近に迫ってきているように感じます。このような活動をしているイケダハヤトさんの先見の明と行動力、配信を見る側の人間からしてもとてもありがたく感じます。

 

個人的には、イケダハヤトさんが複数人の『スマブラ』プレイヤーを支援することになったらうれしいなぁと思っています。さらに言えば、「現時点ではこのように表明してはいないけど、興味はあるなぁ」という方々がいらっしゃったら彼やCJさんに連絡をとっていただきたいと思いますし、その中から実際に彼の「個人スポンサー」が誕生したりすればとてもうれしいです。

 

 

確かに単なる個人的な夢想とも言えかもしれない期待なのですが、現実にその一方で競技としての『スマブラDX』は、GENESIS5というアメリカで開催された大規模大会において、新作の『スマブラfor』よりも多くの参加人数を記録しました。『スマブラDX』の参加者は1365人で、『スマブラfor』の参加者は674人です(SmashWiki参照)。

 

現時点での最新作よりも人を集めるコンテンツなのです。また、日本においても関東最大規模の大会であるBGWは参加人数を増やし続けています。これを考慮に入れる場合、Rudolphさんが支援されることにより今よりも環境が整うことで、Twitchでの配信のクオリティは上がることになるでしょうし、また、遠征費の心配が少なくなるため大会参加の頻度も増えることになるでしょう。これにより、『スマブラDX』の潜在的なリーチは拡大することは間違いありません。

 

 

Rudolphさんの魅力まとめ

「ゲーム=コミュニケーションツール」 という図式が存在する現在、それを成立させている1つの大きな要因であるゲーム配信は金銭的な支援をプレイヤーが得る手段となっています。今回主に採り上げている『スマブラDX』には、プレイヤー個人のプレイを配信するものだけではなく、大会配信というものが存在しています。

 

たとえば、上述のBattle Gate Way 19の大会配信はaMSaさんのチャンネルを通じて行われました。参加者で混み合う会場内を背景に対戦するプレイヤー同士の真剣な表情や対戦画面が視聴者に送り届けられていたのです。そして、それを見た視聴者がTwitterに感想をつぶやき、会場にいる参加者たちもまた負けじとつぶやく。

 

視聴者も参加者も同大会に関するつぶやきをTwitter上で互いに見たりRTしたりする。同大会に限らず、プレイヤーと対戦およびその配信を中心としたある種のコミュニケーションが『スマブラDX』の大会の盛り上がりを支えるようにして存在しているのです。

 

ドラマとしての『スマブラDX』におけるヒール的魅力(ドラマ性) 

一般論として、人々が何かについて熱気を帯びながら語る場合、その語られる対象が魅力的であればあるほど、盛り上がりは増大します。そのため、大会を盛り上げるという点から考える場合、大会に参加し優勝を争うプレイヤーのキャラクターはとても大切になってきます。

 

そういう視点で大会および配信を眺めたとき、今回の主役であるRudolphさんが類稀なる魅力を持つプレイヤーであることが明確になってきます。というのも、上述のように彼はヒールを演じることができるからです。

 

日本初のスポンサードプレイヤーになったaMSaさんの正統派的な魅力とRudolphさんの憎まれ役つまりヒール的な魅力のセットは、『スマブラDX』の紡ぎだすドラマの素晴らしい舞台装置として機能します。彼のマイクパフォーマンスが動画にされるのはその証左の1つですね。これはまさに競技を盛り上げる「ドラマ性」です。

 

Twitchの配信に見る義理堅さと優しさ(「コミュニティーの活性化」「人口の増加」)

先述のように、Rudolphさんはドネーションを募りアメリカ武者修行を敢行しました。彼のTwitch配信は、それを通じて身に付けた『スマブラDX』の知識とテクニックを、寄付してくれた人たちに対して還元するだけでなく、単に配信やアーカイブ動画を視聴した人たちに対しても提供する行為です。

 

前者は義理堅さの表れですし、後者は優しさの表れです。この2つは『スマブラDX』コミュニティーの拡大や成長に大きな役割を演じることになります。むしろ、この種のものがないのであれば、どんなコミュニティも存続は難しいでしょう。Rudolphさんの同配信は、「コミュニティー活性化」と「人口の増加」において重要な機能を果たすものなのです。

 

『スマブラDX』プレイヤーRudolphと「個人スポンサー」の相性

最近、日本における『スマブラDX』の大会の数が増えています。これは、プレイヤー人口の増加やブラウン管TVや配信器などの機材の確保数の増加およびとりわけ界隈の方々のとてつもない尽力によって実現しています。しかしながら、同時に、『スマブラDX』というコミュニティおよび競技としての『スマブラDX』というコンテンツは依然として成長段階にいるとも言えます。

 

というのも、プレイヤーとして大会に安定して出続けることと生活のためにお金を稼ぐことの両立が非常に困難であるからです。「昔の強豪プレイヤーが今では大会に参加できていない」。たとえば、こういう状況が簡単に生じています。

 

つまり、現在の競技としての『スマブラDX』は、せっかく人口が増えたりコンテンツの質が高まっても、気づいたらそれが前にいた地点まで戻ってしまうという非常に不安定な環境的な条件を未解決のものとして抱えているのです。

 

しかしながら、これは、言い換えれば、競技としての『スマブラDX』がまさに大きな伸びシロを残しているということでもあります。この点が少しでも改善される場合、日本における競技としての『スマブラDX』の成長スピードは凄まじく速くなるに違いありません。

 

もちろん、企業からの支援となると、話の複雑さやその現実味の観点から、それが『スマブラDX』コミュニティとコンテンツを下支えして盛り上げることを想像するのは容易ではありません。

 

しかしながら、もしここに「個人スポンサー」という形の支援がプレイヤーに直接的に入ってくるならば、随分と成長や規模拡大を想像しやすくなりますし、比較的現実的ですし、相性もいいのです。既に触れたように、Twitchはそのようなシステムを含む配信のプラットフォームですし、イケダハヤトさんはCJさんの「個人スポンサー」です。

 

さて、上で言及した①「ドラマ性」、②(義理堅さによる)「コミュニティーの活性化」③(やさしさによる)「人口の増加」の3要素を備えるものは、「おもしろくて、みんな楽しんでいて、どんどん新しい人がやってくる」ものです。

 

どうでしょうか?このようなものは、『スマブラDX』に限らず、ほとんど必ずヒットします。あるものがヒットする際に求められる3つの要素を持つプレイヤーであるRudolphさんに「個人スポンサー」がついたら、競技としての『スマブラDX』やそれを楽しむ僕にとってこれほどうれしいことはありません。

 

 

記事を読んでくれた方へ

 

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